ストーリーズ

女性と女児の経済的平等を推進:よりインクルーシブな未来の構築に向けたペイパルの取り組み


 

PayPal employees volunteering for the United Way in Guatemala
グアテマラのユナイテッド・ウェイでボランティア活動をするペイパル社員

ペイパルのミッションは、金融サービスの民主化を実現し、あらゆる人がグローバル経済に十分かつ公平に参加できるように助け、人々のファイナンシャル・ヘルス(収入と資質の均衡、金融への理解といった「お金に対する健康度」)を改善することです。私たちはこのミッションに基づいて日々業務に取り組んでおり、女性のファイナンシャル・ヘルスの改善を支援するという責任もあります。世界中の女性の経済生活を改善することで、その家族、コミュニティ、さらには経済全体が活性化されます。それにより、女性と女児に対する障壁を取り除くことで、誰もが活躍できる、よりインクルーシブな世界を作ることができます。

ペイパルは、当社のミッションとして、世界各地の女性と女児の経済的公平を実現するために様々な取り組みを継続しています。「女性史月間」と「国際女性デー」を祝う3月に、あらためてこの取り組みについて振り返りたいと思います。

 

ジェンダー平等の推進に対する1億800万ドルのコミットメントに関する最新情報

2020年、ペイパルは国連のGeneration Equality Forum(ジェンダー平等を目指す全ての世代フォーラム)のEconomic Justice and Rights Coalition(経済的公平性と権利のための連合)で民間部門のリーダーに選出されました。このイニシアティブを通じて、当社は、女性と女児のファイナンシャル・インクルージョン(あらゆる人が金融サービスを享受できること)と経済的エンパワーメントを推進するため、5年間にわたり1億800万ドルを拠出するコミットメントを2021年に発表しました。

PayPal Community Impact Team in Manila, Philippines
フィリピン・マニラのペイパル・コミュニティ・インパクト・チーム

このコミットメントの一環として、22カ国で勤務するペイパルの社員は、2026年までにジェンダー平等を推進する団体・組織で10,000時間以上の能力開発およびスキルベースのボランティア活動を実施することを約束しました。

社員の積極的な貢献によって、2026年までの達成目標として設定した10,000時間をすでに上回ることができました。これは、5年間で達成する予定をわずか2年間で成し遂げたことになります。製品、サービス、助成金、時間、専門知識など、当社のあらゆるリソースを活用することで、事業の成長や拡大に合わせて女性起業家を支援することができました。2021年にこの取り組みを開始して以来、当社の社員は女性や女児を支援する団体・組織で26,000時間以上のボランティア活動を行いました。

能力開発およびスキルベースのボランティア活動には、非営利団体のインフラとリーダーシップを変革し、その影響力を深める力があります。実施したボランティア活動の50%近くがスキルや経験を活用したものでした。一方で、当社の社員自身も、日々変わる環境の中でスキルを発揮しながら、プロジェクト管理、コミュニケーション、ファシリテーションやデリゲーションの領域で実務経験を積むことで、ペイパルのミッションと価値をさらに高めています。

10,000時間というマイルストーンの達成は、女性起業家やキャリアを積む女性が労働市場に公平に参加し、長期的な経済的レジリエンスを実現し、ファイナンシャル・ヘルスを強化するために必要な仲介、スキル、リソース、機会を提供するという大きな取り組みの一部です。

 

ペイパルのパートナーや社員を支援するボランティア活動の拡大

Austin Kit Packing Participants
オースティンのペイパル社員がキットパッキング・イベントにボランティアとして参加

ボランティア活動は、ペイパルの企業文化にとって、そして、よりインクルーシブで対応力のある世界を構築するうえで欠かせません。国際女性デーの今年のテーマである「Embrace Equity(公平性を受け入れる)」に沿って、当社の社員は、女性の経済的エンパワーメントを推進するために地域の活動に参加しています。さらに、ボランティア活動に参加できない社員のために、女性のエンパワーメントに取り組む地域の団体・組織へのマッチング寄付の機会を提供しています。また、Black Girl VenturesHer AcademyNarikaCherie Blair Foundation for Womenなど、様々な非営利団体とのパートナーシップを通じた女性や女児の支援にも注力しています。

 

メンターシップによる女性起業家支援

さらに、ペイパルはCherie Blair Foundation for Womenの「Mentoring Women in Business」プログラムを通じて、将来有望な起業家の支援を継続しています。5年前にパートナーシップを開始して以来、350人以上の当社社員が世界各地の低中所得国の数百人にも上る女性起業家のメンターを務めました。1年間のメンターシッププログラムを通して、当社社員はメンター(助言者)として、メンティー(相談者)がビジネスアイデアや中小企業経営者として課題解決するために、コーチングを行っています。その結果、メンティーの62%が自社のビジネスが向上したと回答しているほか、同じく62%が自分のビジネススキルと能力に対する自信が増したと報告しています。

 

先住民の女性アーティストを起用

ペイパルは、世界中の起業家が正しく評価されるための活動にも尽力しています。その取り組みの一環として、当社のソーシャルイノベーション・チームは、世界各地の13オフィスでユニークな芸術作品を展示する企画を実施しました。展示作品は、各オフィススペースに合わせて先住民や地域の女性アーティストによって創作されました。新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって影響を受けた起業家の中にはこうしたアーティストも含まれていました。ペイパルは世界各地のオフィスで女性アーティストの作品を展示することで彼女たちを支援できたことを誇りに思います。

女性は、グローバル経済のレジリエンスとコミュニティのファイナンシャル・ヘルスにおいて重要な役割を担っています。私たちには、さらに多くの女性が参加して活躍できるように、よりインクルーシブな経済を構築する機会と責任があると考えています。

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