ペイパルは、商取引を革新することで、世界中のスモールビジネスや個人がデジタル経済に参加し、成長できるよう支援しています。私たちのソリューションは、デジタル決済を可能にし、消費者と事業者の取引体験をシンプルにし、送金と受け取りを簡単かつ安全に行えるよう設計されています。

2024年版グローバル・インパクト・レポートでは、世界中の社員、地域社会、お客様に前向きな変化をもたらすべく、革新的なプログラム、戦略的パートナーシップ、デジタル金融ソリューションを通じて、私たちがどのように使命を推し進めているかを紹介しています。人材の支援、地域社会の活性化、そしてサステナブルな未来への投資に関する主な取り組みを以下よりご覧ください。
社員の可能性を引き出す
社員は、すべての活動の原動力です。当社は、継続的な学び、リーダーシップの育成、キャリアの成長機会を提供することで、優秀な人材の確保と、帰属意識の高い企業文化の醸成に引き続き取り組んでいます。2024年には、社員による累計学習時間が80万時間を超え、1人あたり平均で33時間以上の学習を行いました。
スモールビジネスの支援とコミュニティの強化
スモールビジネスは、世界経済を支える重要な存在です。当社は、起業から成長、さらなる発展に至るまで、様々なステージにいる起業家や中小企業(SMB)を支援する製品やサービスの提供に注力しています。
2024年には、当社の決済プラットフォームやパートナーとの連携を通じて、中小企業が約30億ドルの資金にアクセスできるよう支援し、世界中の起業家がビジネスを立ち上げ、成長させ、持続していくための後押しを行いました。また、非営利団体や社会的な目的のために合計218億ドルを調達し、米国南東部を襲ったハリケーン・ヘレーネおよびハリケーン・ミルトンの被災地における小規模事業者支援など、災害救助活動にも貢献しました。

誠実な企業運営
責任あるビジネス慣行は、長年にわたり築き上げてきたお客様からの信頼とブランドの評判の礎となっています。当社は、ビジネス倫理、サイバーセキュリティ、データプライバシー、そして責任あるAIの活用において、自社およびパートナーに高い基準を課し、効果的なリスク管理と持続的な価値創造に取り組んでいます。これらの基準を維持するうえで社員は中心的な役割を担っており、2024年には全社員が倫理およびコンプライアンスに関する年次研修を受講・修了しました。
環境への責任ある取り組み
気候変動に関するリスクを全社的に管理することは、事業の安定性を高め、長期的により良いサービスをお客様に届けることにつながると私たちは考えています。2024年、当社は2019年の基準値(53.2千トンのCO₂e)と比較して、運用に伴う排出量を79%削減し、データセンターで使用するエネルギーの100%をクリーンエネルギーで賄うことを4年連続で達成しました。
また、気候リスクへの対応に向けて引き続きサプライヤーとの連携を強化し、持続可能なイノベーションを支援する組織とのパートナーシップも進めました。

今後に向けて
私たちは今後も、イノベーションの推進、中小企業の成長支援、そして社員が暮らし働く地域社会への貢献に取り組んでいきます。
当社の取り組みの詳細は、2024年版グローバル・インパクト・レポートをご覧ください。