ストーリーズ

2022年の国際女性デーに際し、ジェンダー平等に取り組む

企業ソーシャルイノベーション

ペイパルの使命は、あらゆる人がグローバル経済に公平に参加できるようにすることであり、女性のファイナンシャル・インクルージョン(あらゆる人が金融サービスを享受できること)と経済的エンパワーメントが、豊かなコミュニティを構築するための鍵であると考えます。女性史月間(Women’s History Month)が始まり、3月8日の国際女性デーに際し、女性たちの功績を称え、世界中でジェンダー平等を加速させる緊急性についてこの記事で取り上げます。

以下の3人の女性にお話を伺いました。

  • Yanique Taylor(ヤニーク・テイラー):フリーランスのライター兼エディターで、2018年にジャマイカで立ち上げたTaylored For You Consultingのオーナーでもあります。ペイパルの従業員がボランティアとして女性起業家にメンタリング行うシェリー・ブレア・メンターシッププログラムの参加者でもあります。
  • Fabiana Giandoso(ファビアナ・ギアンドゾ):ブラジルのSão Paulo Modern Quilt Guildの共同創設者です。世界中の人々を対象にオンラインでキルティング教室を開催し、創造性豊かな趣味を持つことを奨励しています。
  • Florencia Solazzi(フロレンシア・ソラジ):ドイツ在住のペイパルの従業員で、現地のBuy Now Pay Later(あと払い)サービスのチームリーダーを務めています。最近、女性のキャリアアップをサポートする会社のプログラムに参加しました。

 

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インタビューを通して、彼女たちがどのように周囲の期待を越えてきたのか、何を達成してきたのか、また目標を実現しようと取り組んでいる他の女性へのアドバイスなどを語ってくれました。

今年の国際女性デーのテーマは#BreaktheBiasです。これまで、どのように周囲の期待を越えてきたのか、もしくは偏見に直面した時にどのように対処してきたのか教えてください。

ヤニーク:海外に留学した大学生として、私にとって偏見は目新しいものではなく、時が経つにつれてより強い人間になりました。私が特に職場で繰り返し経験したのは、女性を「モノ」として見る偏見でした。こうした経験を基に、偏見の伴う発言や行動を見聞きした時には声を上げるように努めていますし、若い男性や女性がこういった問題を乗り越えることができるようにメンタリングを行うことで、今後偏見が少しでもなくなっていくように手助けしています。

ファビアナ:私はサンパウロの非常に貧しい地域の、質素な家庭に生まれ育ちました。両親から「勉強しなさい」と言われたことはありませんでした。女性は家事の仕方を知ってさえいれば良かったのです。何人かの先生が、私がもっと本を読み学ぶことができるように、こっそり本をくれたことを覚えています。子供の頃、図書館で一人勉強しながら過ごした時間のことや、母が作ってくれたキルトをかぶって本を読んだ経験は今でも良い想い出になっています。私の人生が変わったのは、本との出会いでした。私は、文化や芸術が様々な状況にいるあらゆる人の人生を変えることができると心から信じています。

フロレンシア:自分の人生を振り返ってみて、自分が成し遂げたことを誇らしく思いますが、犠牲を払わなければならなかったこともありました。私は子供たち(特に娘)を育てているので、自分の生き方や、子供たちにどのような学びを与えることができるかについていろいろと考えます。最も重要なことは、メンターを探し出すことや、手助けしたいと思ってくれる人々を受け入れることだと思います。

 

あなたが最も誇りに思っている成果についてお聞かせください。

ヤニーク:私は、「教育はすべての基盤」と考える文化に育ちました。ジャマイカでは、「本に学ぶ」ことは毎日のマントラです。最大の成果は、学士号と修士号を取得したことです。これは、私自身考えてもいなかった成果でした。私の本当の可能性を理解してくれて、この学びの過程で導いてくれたすべての人に感謝しています。生涯学び続けることの価値を認識することができました。

ファビアナ:私が自分の人生で本当に誇りに思っているのは、子供と仕事です。どちらも一緒に「成長」しました。私は、赤ん坊を抱えながらキルトを作り始めました。キルトのプロジェクトと教室を通じて、国内の多くの女性が異なる人生を送ることができたことを知り、非常に誇りに思っています。そして、私のやってきたことが、子供たちにも良い影響を与えることができたことを嬉しく思います。とても立派で、創造的な子供たちで愛と敬意に満ちあふれています。

フロレンシア:子供の頃、私は旅行ができる仕事や、世界を知ることができる仕事をしたいといつも思っていました。実際その多くを成し遂げることができました。私は4つの異なる場所で働き、3カ国の3都市に住み、異なる地域の様々な人々と知り合うことができました。また、子供たちが私の働く姿を見て、母親と父親の両方が働くことが普通のことであると理解するようになったことを嬉しく思います。娘が将来、自分のキャリアを実現するうえで大切なことです。

 

キャリア目標の実現に取り組んでいる女性たちに、何かアドバイスはありますか。

ヤニーク:やれば必ずできる、と言いたいです。時間、忍耐、根性、涙、失望、怒り、リソースなど自分が持っているすべてのもの、またそれ以上のものが必要になる時もありますが、皆さんならできます。あなたにとってその目標が逃したり、あきらめたりできないものであるなら、あなたの唯一の決断は、それを成し遂げることに徹することです。

ファビアナ:何かを始めるための完璧なタイミングを待つのではなく、今すぐ始めてくださいと言いたいですね。間違いを繰り返しながら、人生の経験と時間が解決してくれるものです。あなたが必要とする最も重要なものは、あなたがすでに持っている願望なのです。最後に、あなたの計画表の一番上に、愛と尊敬を含めてください!

フロレンシア:自分の直感を信じてください。良いメンターを見つけてアドバイスを求めてください。でも不必要に他の人の意見に迷わないでください。そして、目標に至る道を楽しんでください。

 

ペイパルのジェンダー平等に向けた取り組み

過去数十年にわたり、女性の経済的平等の実現に関して大きな進展がありました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により、残念ながらこれらの進展が後退しつつあります。経済回復を公平に実現するために、金融システムと世界経済における女性の役割と参画を拡大する責任が私たちにはあると考えています。

2021年6月、国連女性機関(UN Women)により招集されたジェンダー平等のための国際フォーラム「平等を目指す全ての世代フォーラム(Generation Equality Forum)」の期間中、ペイパルは、世界中の女性のファイナンシャル・インクルージョンと経済的エンパワーメントを促進するために1億ドル以上の支援を約束しました。この支援には、今後5年間にわたる複数の社外および社内への投資が含まれます。詳細は、こちらをご覧ください。

またペイパルは、独立企業になって以来、100%の男女同一賃金をグローバルに維持し、充実した家族休暇制度を提供するなど、従業員間のジェンダー平等を推進してきました。さらに、Pregnant Workers Fairness Actの成立を提唱しているほか、当社の育児休暇、家族介護休暇、および傷病休暇に関する方針はNational Partnership for Women and Families(女性と家族のための全国パートナーシップ)によって高く評価されています。

 

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